酸欠で全身がしびれてきてたまらず4合目の展望台にピットイン。
下界は何も見えず。

呼吸を整えて再スタートしますが、しびれは収まらず、勾配5%以下なら時速2桁を保てますが、
6%以上になると途端に1桁。

それでも何とか粘って、かろうじて2時間切りの1時間55分で5合目にゴール!

今回の一番の目的は富士スバルラインのヒルクライム。
今から4年前にフジヒルクライム以来上っておらずムズムズしていたので(笑)
一般車両規制中のこの時期に是非上っておこうという事で。

そして、サイクリストには超有名、メッカでありながら
未だ走ったことが無かった尾根幹と道志みちを行程に組み込みました。





7月28日(木)4時前に上野を出発。
靖国通りから新宿を抜けて甲州街道を調布まで。
平日ですが、早朝という事もあり車も少なく順調に進みました。

多摩川原橋を渡って神奈川県側に入って、南多摩尾根幹線道路、通称”尾根幹”へ。
サイクリストには有名な場所ですが、今までこちら方面に縁がなく走ったことがありませんでした。
今回良い機会なのでコースに組み込みました。
アップダウンの連続で練習に適しており、人気なのもうなずけます。

そして、続いて国道413号”道志みち”へ。
この道もサイクリストには有名な所ですが、こちらも今まで走る機会がありませんでした。

こちらもアップダウンの連続、車も少なくいい練習になるコース。
追い込んで走りたいところですが、富士スバルラインのヒルクライムが控えているのでマイペースで。

山伏トンネルを抜けて山中湖へと下り、ここで小休止。

GRANFONDO by 「HOLKS グランフォンド」
第3弾
 ”グランフォンドMt.富士”

走行距離202km、獲得標高3300m
(上野~尾根幹~道志道~山中湖~富士スバルライン5合目~篭坂峠~御殿場)
料金所で軽車両の200円を払って24km先の5合目へ。

最初は、曇天でしたが視界は良好。

レース時の喧騒とは打って変わって、誰もいない静寂の中を黙々と上っていくのをイメージしていましたが、
車両規制中なので確かに乗用車は全然少ないのですが、
その代わり大型バスが次々と大きなエンジン音とともに
すぐ横を追い抜いていきます。

そして高度が上がるにつれだんだん霧が立ち込め視界も悪くなり、
それでもバスはどんどん上ってくるので
道路の端っこ(側溝に落ちないよう気を付けながら)を走って、
なかなか気を緩められないヒルクライムとなってしまいました。
山中湖から富士吉田に移動して、ふもとのコンビニで食料・飲料を補給して
まずはフジヒルのスタート会場でもある富士北麓公園へ。
そこまでも斜度はそれほどきつくは無いものの、直線で結構上ります。

加えてそれまでに、抑え気味で走ってはいたものの、
120km、2000m程上ってきているので、もう踏み込めません。

タイムトライアルしようと思っていましたが、とてもそんな脚は残っていない事を実感。
6年前のフジヒルでの1時間18分がベストタイムですが、倍は掛からないにしても
取りあえず”2時間切り”を目標にスタート。

当日に梅雨明けが発表されましたが、標高1000m近くあるここ山中湖は涼しかったです。
今回の高低差のグラフです。見事にきれいな”富士山”を描いてくれました!
今回も荷物はバックパックを背負わずに、大型サドルバッグ(リクセンカウルのコントアーマグナム)に収納。
ダブルボトルが必須のこの時期なので、ツールボトルはダウンチューブにアタッチメントを取り付け
”トリプルボトル仕様”にしました。
ようやくついた富士山5合目駐車場、平日なので閑散としているかと思いきや人であふれかえっている!
しかも、ほとんどが外国人観光客で、耳に入ってくるのは外国語ばかり。
まるで自分が外国に来てしまったかの様な状況でした。

名物のメロンパンでも食べようと思っていたのですが、
売店も人だらけで、とりあえずホット缶コーヒーだけ飲んで下山してきました。
ウィンドブレーカーは纏いましたが、雨に降られて凍えながらの下山でした。
途中雨も上がり、2合目あたりでようやく下界が見えてきました。



帰りは輪行。
疲れ切っていたら富士急行の河口湖駅からと考えていましたが、
まだ走れそうだったので静岡県側の御殿場まで行くことにしました。

その県境にある篭坂峠、サラ脚であればそれほどキツい峠ではないと思うのですが
富士山上った後、獲得標高も3000mオーバーしている脚では
かなりハードな峠でした!

ただここを越えればあとは下り。
国道138号をひたすら下り、御殿場駅に無事到着しました。

JR御殿場線で国府津まで、そこから東海道線に乗り換えて
ちょっと贅沢にグリーン車で上野まで。

202kmの”グランフォンドMt.富士”でした。