GRANFONDO by 「HOLKSグランフォンド」
第5弾
2019.5.30
走行距離215km 獲得標高3000m
(上野~白石峠~志賀坂峠~塩ノ沢峠~和美峠~軽井沢)
今まで軽井沢までは何度も行ったことがあるのですが、
(軽井沢は新幹線で上野まで乗り換えなし、しかも1時間で帰ってこられるのでゴール地点として魅力的)
ルートはいつも熊谷まで荒川サイクリングロード、
その先は国道17号、18号、高崎、横川経由の中山道ルートでした。
今回は、秩父を抜ける山岳ルートを選択しました。
白石峠、志賀坂峠、塩ノ沢峠、和美峠と4つの峠をクリアしないとたどり着けないので、
碓氷峠だけの中山道ルートと比べるとかなりハードですが、
同じルートばかりでは面白くないし、
6月23日の五島長崎トライアスロンに向けて上り強化も兼ねてこちらにしました。
16時頃には帰って来なければいけないので、逆算して早朝というか夜中3時に上野を出発。
荒川サイクリングロードを北上、物見山を越えて、白石峠もノロいながらクリアして秩父に下り、
ここまでで5時間弱、予定通りに進みました。
距離は100kmちょっとと、行程の半分は進みましたが、クリアした峠は一つだけ。
ここからが本番で、しかもここから先は未踏の地。
まずは志賀坂峠。
どんな峠なのか。やや不安はありますが、取りあえず国道299号線を道なりに進めばいいのでわかり易くその辺は安心。
しばらく進むと車が少なくなり、道も狭くなり、峠っぽい雰囲気になってきました。
激坂はありませんが、かといって休めるところもあまりなく5%くらいの坂がずっと続く感じ。
国道だからそんなにきつくないだろうと思っていたけどなかなか走りごたえのある峠でした。
でもさすが国道。道がきれいでとても走りやすかったです。
短いトンネルを抜けると群馬県神流町。
ダウンヒルの途中に「恐竜の・・・」という何かしらのスポットを通り過ぎてから気付きましたが、
また上り返すのも嫌なのでスルー。
あとで調べたら「さざ波岩 恐竜の足跡」という群馬県指定天然記念物でした。
約1億年前はこの辺は海で、その後地殻変動で崖となって姿を現したとか。
そう聞くと上り返してみればよかったなと、ちょっと後悔・・・
下りの突き当りを左折し、上野村へ。
志賀坂峠 埼玉県側トンネル入り口
トンネルをいくつか抜けて、ここまで走ってきた299号線に別れを告げ右折、
県道45号下仁田上野線に入り塩ノ沢峠へ
次の峠「塩ノ沢峠」を前に”道の駅上野”で小休憩
ここを直進すれば湯の沢トンネルで下仁田への近道。
直進したい気持ちをぐっと堪えて右折して塩ノ沢峠へ。
トンネルが出来るまではこちらがメインルートだったようですが、今はほとんど車が通らない静かな道。
周りは木々が生い茂り、
路面も所々荒れたところや小石が転がってたりと今まで通ってきた道とは雰囲気が一変しました。
こちらも激坂はないものの、なかなか走りごたえのある峠。
結局自転車はもちろん、車も一台もすれ違うことなくピークに到着。
雰囲気のあるトンネルを抜け、下仁田に向けてダウンヒル。
ただ路面が荒れているので十分減速して慎重に。
湯の沢トンネルの新道に合流してしばらく進むと、
道の駅”オアシスなんもく”
コンビニはもちろん、自販機も無い道をしばらく走り、人けの無い峠を越えて辿り着いたここは、まさに”オアシス”
ここまで180km、軽井沢までは多分あと40km弱。
只今11時半で、15時の新幹線にはだいぶ余裕が出来たので
ちょうど昼食時だしここでちょっと長めの休憩。
何ともいい雰囲気の上信電鉄下仁田駅でした。
国道254号線に入り西進。
大型トラックも通りますが、道は広く安心して走れます。
10kmほど走るといよいよ最後の峠「和美峠」への分岐点は
かつて中山道の裏街道としてにぎわった本宿。
間口の広い昔ながらの家屋がまだ残っており、とても趣きのある通りでした。
軽井沢へ抜ける群馬県道43号下仁田軽井沢線を結構上ったところにあった湧水で小休止。
本宿からかなり進み、距離的にもそろそろ、前方には上信越道の高架橋も見える。
和美峠まであと少し。
「なんだ、こんなもんか。結局白石峠が一番きつかったなあ」
なんて思っていたのも束の間・・・
この湧水を過ぎてから和美峠が牙をむき始めました(笑)
道幅は狭くなり、それまで5%前後だったのが10%が当たり前に。
29Tを駆使して何とかピークに到着。
時間を結構使ってしまったので、急いでウィンドブレーカーを着て軽井沢駅まで一直線。
14時過ぎに軽井沢駅に到着しました。
15時の新幹線には多少時間はあるものの、かといってのんびりしている程の余裕はないので
さっさとホルクスを分解、輪行袋に収め、駅ナカのおぎのやの立ちそばで天玉そばを食べ腹ごしらえ。
指定席は結構埋まっていたので、立ちも覚悟で自由席にしましたが、意外にもこちらはガラガラ。
車端の席を確保できました。
行きは11時間、帰りは1時間!
寝る間もなく上野に到着しました。
サドルはブルックスのCAMBIUM。
硬化天然ゴムで柔軟性があり、振動と衝撃を吸収してくれるのでロングライドに相性がとてもいいサドルです。
オーストリッチの「スマートイージーパック」に同じくオーストリッチの軽量輪行袋「SL-100」をセット。
今回の足回り、ホイールはカンパニョーロ・シャマルウルトラとミシュランPOWERオールシーズン25Cという組み合わせ。
上りは軽く、下りも安定感があり、荒れた路面でも安心して走れました。
すぐそばにはこんな清流があり、夏だったら水浴びも出来て気持ちよさそう。
30分ほど休憩し最後の峠”和美峠”に向けて出発。
下仁田市街に出て、ちょっと寄り道。
あまり補給食には適してないけど、やはり下仁田に来たので下仁田こんにゃくのみそおでん!
ついに15%を超えて17%とか18%なんて数値が出てきました・・・
一応保険で付け替えた29Tのスプロケット。
ここまで出番はありませんでしたが、ここでは大活躍!
付け替えといて良かった・・・(笑)